5月14日、5月19日にアップルストア銀座、アップルストア心斎橋にてオーストラリアよりJohnAllsopp氏を招聘して『State of the web09』を開催いたしました。
世界のWeb開発者動向をWeb Directionsが世界1200名に対し、行った調査を元に講演。
講演内容の簡単なまとめ
- 2008年12月に過去のWeb Directionsへの参加者、著名な開発者の方のブログを通して実施。回答者は全世界で1,200人以上。その殆どが英語圏(英国、米国、豪州)。日本からは10人と少ない。これは英語が理由だと思われるので来年は日本語で実施予定。
- 回答者の半分が自身を『開発者』と表現。5年前なら『デザイナー』と表現する人が多かった。
- 回答者が様々な分野の職種に従事、いまやWebの開発者は政府機関から金融関係まであらゆる分野に進出している。また、所属する会社の規模も小中大と多岐にわたっている。
- 回答者の半分がmacOSを利用。実際、Web Directions South08ではWindowsユーザーは1人しかみなかった。開発者はmacを使う人が多い。
- 利用しているブラウザは50%がFirefoxを利用。その他、Safari, Chrome, Operaを利用している人が30%。IEを利用している回答者は20%。しかし、検証するブラウザになるとIE6とIE7が多い。モダンブラウザをメインとして使うが検証の際にはIEは外さない。またマークアップの検証をする頻度は70%の人が頻繁に行うようです。
- マークアップする時、XHTMLを利用する人が80%、HTMLを利用する人が20%。XHTMLが圧倒的に利用されている。その中でもstrictとtransitionalは同率で利用されている。
- マイクロフォーマットを利用する人は35%が利用。使わない人が41%。マイクロフォーマット自体を知らないひとが19%。Googleが5月12日にサポートを表明し、これからは利用する人が多くなると思われる。
- ページの見栄えが全て同じべきかという質問に対しては、50%以上の人が不要と回答している。特にProgressive Enhancementという考え方は非常に深く浸透しはじめた。Johnはデバイスごとに見栄えが異なっても問題ないと考えているらしい。確かに、表示するデバイスがPCだけならいいが、それが現実的ではなくなってきた今日ではJohnの考え方はうなづける。LGなどは既に冷蔵庫にWebを持ち込んでるらしい。
- CSS3を使うかどうかという質問には。70%の人が使わないと回答。まだCSS3を使わない人の方が大多数。PE(Progressive Enhancement)は理解されているので、使う人はこれから増えるだろう。
- webfontsを利用するか?という質問に対しては、まだ利用しない人が85%。ただし、IE4から実装されており。現在では全てのブラウザで利用が可能。日本語は文字数が英語と比べ多く、実装の際にはサブセットをつくるなどして実装の必要性がある。事実、Web Directionsのデモサイトではサブセットを作成し、文字数を削減し実装。
- 7割超の開発者がJavaScriptを利用。中でもJQuery使用する人が圧倒的で利用方法は視覚効果、フォームエラー、サーバーとの通信となっている。jQueryは非常に人気が高い。
- 経営者は新社員を採用するなら、その人の学歴などではなく、スキルや考え方に注視すべし。また、自分の制作チームも同様にスキルを常に磨き、世界標準に則っていることを確認すること。新しい技術を常に注視すること。
さいごに
ただ調査結果を眺めてみても分からないことが、この講演で内容の輪郭をつかむことできたと考えています。たしかに海外と日本語の言語の違いはあるのですが、逆に日本の開発者だけ同じブラウザやOSを使って開発を行うのに全く別の方向へ進むことはないと考えますので、1つの参考としていいんではないでしょうか。













