先週はあらゆるパブリックスペースでのユニバーサルデザインの普及の状況を紹介しました。そしてウェブコンテンツの場合、音声読み上げブラウザや点字ディスプレイといったソフトウェアやデバイスが、ユニバーサルアクセスを実現していることにも触れました。さて、この音声読み上げブラウザや点字ディスプレイ、実は少し前に紹介したデザインとコンテンツの分離が行われていないと、うまく必要な部分が順序どおりに読み上げ/表示されません。というのも、デザインを重視して特殊なフォントの文字を画像で挿入すれば、音声読み上げブラウザには文字として認識してもらえません。つまり、読み上げられる(点字として表示される)べき部分がきちんと独立して指定されていないと、どんなソフトやデバイスでも加工してユーザに伝えることはできないのです。
あらゆるデバイスやソフトウェアが認識できるということ、それはハンディキャップをもった方だけによいことではありません。ウェブコンテンツを利用するシーンが多様化し、デバイスも千差万別となっている今、事前に多様な用途を前提としておけばサイトの耐用年数も伸びることでしょう。より多くの人へ、より長くメッセージを伝えたり、適切なインタラクションを構築したいのであれば、あらかじめ考えておかなければならないことはいろいろあるのですね。













